日本ハム栗山監督「間に合わない」大谷、開幕投手もアウト

 「日本ハム春季キャンプ」(2日、ピオリア)

 WBC不出場が決まった日本ハム・大谷翔平投手(22)の開幕投手が絶望的であることが2日(日本時間3日)、明らかになった。栗山英樹監督(55)は右足首の故障で開幕から最低1カ月間、投手としての出場は難しいと想定。その間、打者に専念させる可能性が出てきた。

 現在の状態を見て“投手大谷”不在を覚悟した。「開幕に間に合わないと思っている」と厳しい表情を浮かべた栗山監督。痛めた右足首は、予想以上に悪いと判断した。

 チームの命運を左右する戦力だけに、今後については慎重だ。段階を踏んで初登板させたい意向で、5月までずれ込むことも覚悟。「1カ月、我慢できるかなあ、俺」とため息を漏らしたが、投手ができない間は打者としてならば出場可能だと見ている。

 昨年、大谷が投手として出場できなかった時期があった。右手のマメをつぶし、7月10日から約2カ月間先発投手を自粛。その間、野手として出場し、勝利に貢献した。投げられないのはチームとして痛いが、打つことができれば大きなマイナスにはならないはずだ。

 大谷はこの日、別調整で軽めのランニング。約60メートルのキャッチボールについても「痛くないように投げている」と話した。開幕のマウンドが厳しくなった今、「野手大谷」として開幕に照準を合わせていく。

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