楽天・オコエ瑠偉外野手（１９）が、初訪問する父・ボニーさんの母国・ナイジェリアで、“野球大使”として少年たちに野球教室を行うことが２５日、明らかになった。２８日に日本を発ち、２９日に首都アブジャ国際空港に到着予定。同国のスポーツ大臣、次官らを表敬訪問し、会談することも決まっており、“国賓級”の出迎えを受ける。

　今回のナイジェリア行きについて「自分のルーツである国。その景色を目に焼き付けてきたい」と語っていたオコエ。アブジャには１チーム１５人ほどの少年野球チームが４つある。ナイジェリアが生んだプロ野球選手のオコエが約６０人に対して指導を行い、試合も観戦する。

　「向こうの野球がどんな感じか早く見てみたいです。ワクワクしています」

　ナイジェリアは野球のナショナルチームは編成されているが、普及という意味ではまだ。「子どもたちに野球の楽しさを伝えられたらいいですね。ナイジェリアにどんどん野球が広がってほしい。向こうでも気合ＭＡＸでやってきます」。既に楽天の帽子も、子どもたちに向けて発送。“親善大使”として懸け橋になるつもりだ。

　現地の野球連盟会長らとも懇談し、当地プレスからも取材を受ける予定。１週間ほど滞在し、１月初旬に日本に帰国する。