日本ハム・大谷メジャー流ブルペン調整検討 栗山監督が提案、短時間で肩作る

 日本ハム・大谷翔平投手(22)が15日(日本時間16日)、優勝旅行先のハワイで、来季に向けてメジャー流ブルペン調整を検討していることを明かした。栗山監督が提案したもので本人も賛同した。来オフにもポスティングによる大リーグ挑戦の可能性がある二刀流。メジャー投手のように短時間のブルペン投球でも肩を作れるように準備する。

 さらなる上を目指すため、大谷は投手としての調整法をメジャー流に切り替える考えだ。これまでの投球練習ではフォームチェックなどに重点を置き、あまり力を入れずに投げていた。しかし今後は一球一球、真剣に試合モードで投げ込む。「いろいろやって試すのはいいと思う」と前向きに取り組んでいく。

 自己流の調整法を曲げなかった大谷だが、今回は栗山監督の提案に応える格好だ。これまでの投球練習を見て「翔平はブルペンが嫌いなんじゃないか」と不安視していた指揮官。日本シリーズ第1戦で敗戦投手になったことを例に「足りないものがはっきりした。同じフォーム、リリースポイントで投げるのがうまくない」と言う。その原因はブルペンで全力投球ができていないからだと見ている。

 「アメリカだったら(ブルペンで)5分しか投げられなかったりする。短期間で自分の準備ができるようにならないといけない」と栗山監督。全力投球による短時間調整習得は、メジャーで対応するための準備ともなる。

 「いろいろ行けて楽しかった」という優勝旅行中には、観光の合間にウエートトレも行った。WBCへ向け、早期の調整も求められる今オフ。17日に帰国後は早速、鎌ケ谷で自主練習を再開する。

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