数字で見る今季の投手・大谷翔平“3割打たれた”3人の打者とは

V旅行出発を前に報道陣に対応する大谷=成田空港
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 自身初のパ・リーグMVP、史上初となる投手と指名打者でのベストナイン同時受賞、2桁勝利に打率・322、22本塁打…。二刀流選手として記憶にも記録にも残るプレーをした今季の日本ハム・大谷翔平について、投手としての活躍を数字で振り返ってみた。

 実は今季、順調な滑り出しではなかった。開幕投手を務めながらも3・4月は未勝利。初勝利は6試合目の5月1日(ロッテ戦)にずれ込んだ。ただ、5月後半から波に乗る。同22日・楽天戦から7戦7勝。8月は右手中指まめの影響でマウンドには立たなかったが、5月15日の4敗目以降、黒星なしの9連勝でシーズンを終えた。

 優勝決定試合の9月28日・西武戦で3年連続2桁勝利をマーク。今季21試合中、ドーム球場で16試合に登板し8勝を挙げた。

 左右打者別で見てみると左打者の被打率が・205で、右打者が・164。さらに細かく、10打数以上対戦した打者の被打率を分析すると3割を超えて打たれたのは、デスパイネ(ロッテ=15打数5安打・333)、中村晃(ソフトバンク=11打数5安打・455)、岡田幸文(ロッテ=10打数3安打・300)の3人。また、得点圏での被打率も・196(107打数21安打)とピンチでも強かった。

 あえて「惜しい」と言うとしたら防御率部門。規定投球回数に3回足りない140回で防御率は1・86(自責点29)。仮に143回に届かせていたら、自責点34だったとしても防御率は2・14。リーグ1位の石川歩(ロッテ)2・16を抑えて、最優秀防御率のタイトルに届いていた。

 だが、そうしたタイトル獲得を超えて鮮烈な印象を残したのが今季の大谷だった。

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