「育成の巨人」方針は不変 FAで山口俊、森福ら大型補強も

 巨人・久保博球団社長(67)が7日、川崎市のジャイアンツ球場で行われている3軍の育成練習を視察した。大型補強で戦力に厚みが増しているが「チャンスはグラウンドでは平等。ファームが強くならないと1軍も強くならない」と語り、若手育成の方針は不変であることを強調した。

 今オフはDeNAから山口俊、ソフトバンクから森福が加入。日本ハムから陽岱鋼の入団も決定的だ。FA3選手の獲得となれば、球界史上初めて。新外国人として元楽天のマギーも獲得した。2年連続のV逸で、補強策が止まらない状況だ。

 一方で、球団トップは生え抜きスターの台頭も切望する。昨オフに3軍を創設し、“育成の巨人”を掲げて戦力の底上げを図ってきた。久保社長は篠原、増田、坂口の育成3選手の名前を挙げて「3人くらいは(支配下に)上げられる。チャンスはグラウンドでは平等」と、尻をたたいた。補強と育成を織り交ぜながら、常勝球団の土台を築き上げていきたい考えだ。

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