日本ハム・大谷翔平投手（２２）が４日、千葉・鎌ケ谷で自主練習後、５日に札幌市内の球団事務所で行われる契約更改交渉で一発サインすると予告した。

　投打で日本一に貢献し、今季年俸２億円から３億円超えが濃厚な大谷。下交渉はしていないという二刀流は希望額に届かなくても、黙って判を押す。「それが普通だと思います。別にお金が全てではないですし、お金で（自分の価値が）位置づけされるわけではない。シーズン中どれくらい働いたかは自分で決めるものではない」と、球団の査定に従う姿勢を見せた。

　プロ入り５年目で３億円に到達すれば史上最速となり、現時点でチームトップ・来季２億８０００万円の中田超えを果たすことになる。それでも「（他人の年俸も）あんまり興味を持ったことがない」と額に関心を示さない。

　この日はＷＢＣ公認球を使用しキャッチボールを行い「最初よりは慣れてきた」と笑顔を見せた二刀流。契約更改交渉よりも練習の進み具合の方が気になるのが本音のようだ。