オリックス佐藤世那の弟、仙台育英の令央が登板 打者1人に四球で降板

7回、2番手でマウンドに上がった仙台育英・佐藤=神宮球場
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 「明治神宮野球大会高校の部・1回戦、履正社5-1仙台育英」(11日、神宮球場)

 一昨年大会優勝校の仙台育英(東北)が、無念の初戦敗退を喫した。オリックス・佐藤世那の弟・令央投手(2年)は3点を追う七回から2番手で登板。ストレートの四球を与え、打者1人で交代した。

 秋は調子を崩し、今大会用にサイドスローに挑戦。練習試合では結果を残したが、大舞台では制球が乱れた。兄からもらったグラブで登った神宮のマウンドは、ほろ苦いものに。「やっぱり兄とは素質が違うと分かった。準備不足だった」と、唇をかんだ。

 来春センバツへの出場は確実。甲子園準優勝投手の弟という周囲の見方はついて回るが「全然タイプが違うから、気にはしていない」と前を向く。「もう一度、オーバースローに戻したい」と、原点回帰することを明かした右腕は「最低でも球速を140キロには上げたい。すべてのレベルを上げたい」と、成長を期した。

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