日本ハム・大谷、初めて野手で侍 小久保監督、限定起用を明言

 野球日本代表「侍ジャパン」が18日、都内で会見を開き、11月の強化試合(10、11日・メキシコ代表戦、12、13日・オランダ代表戦=東京ドーム)に出場する28選手を発表した。出席した小久保裕紀監督(45)は日本ハム・大谷翔平投手(22)を野手限定で起用することを明言。来年3月のWBCの“二刀流”へ、まずは打棒で世界を驚かせる。

 ついに「打者・大谷」が、侍ジャパンでのデビューを果たす。会見で28人の侍の名前を呼び上げた小久保監督は、最後に「大谷翔平は強化試合に関しては、DHまたは代打で使います」と発表した。

 今季の疲労を考慮しての野手起用。だが、大谷の代表での野手出場は初だ。野手でのトップ代表デビューは来年3月のWBCも見据えたもの。小久保監督も「投打ともに日本のトップクラス。貴重な両方できる選手なんでね」と本戦での“二刀流”起用を示唆した。

 投手・大谷は昨秋の「プレミア12」でも宿敵・韓国相手に快投を見せるなど活躍。今シーズンも日本最速165キロを記録するなど、さらなる成長を見せ「ここ一番で頼れる投手になってきた」と全幅の信頼を寄せる。

 一方で今季の野手・大谷は打率・322、22本塁打、67打点と飛躍。打順は「決めていません」とした小久保監督だが、主に3、5番を打った日本ハムの時と同様、代表でも中軸を担う可能性はある。

 大谷は野手での代表戦に「また違った緊張感がある。(期待に)応えられるように頑張りたい」とし、本戦での“二刀流”にも「期待されたところでやりたい」と意欲的。まずは鋭い「打」の刃(やいば)で強豪国を一刀のもとに斬り伏せる。

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