大阪桐蔭・西谷監督は打てる手を打つも…「まだまだ力不足」

九回、ベンチ前の円陣で選手に声をかける大阪桐蔭・西谷監督=舞洲
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 「秋季高校野球大阪大会・準決勝、履正社7-4大阪桐蔭」(15日、舞洲ベースボールスタジアム)

 ライバル・履正社との一戦に敗れた大阪桐蔭・西谷浩一監督(47)は「チャンスでグッと行けなかった。逆に向こうはしっかりとモノにした。その差かなと思います。まだまだ力不足」と語った。

 初回、いきなり連打で無死一、三塁の好機を作った。だがクリーンアップが打って走者を返すことができなかった。結果的に押し出し死球で1点を先制したものの「あそこで打って行けてたら流れをこちらに持って来れたんですが…。まだまだ力不足です」と指揮官は悔やむ。

 主導権を完全に引き寄せられなかったことで、履正社打線の反撃を許した。六回までに7-1と突き放され、コールド負け寸前のところまで試合を決定づけられた。それでも「何か打てる手はないかと考えて」と6点ビハインドながら、走者が出塁すると積極的にヒットエンドランを敢行。流れが決まりかけた試合を必死に動かし、七回に山本ダンテ武蔵外野手(2年)の2ランなどで3点差に詰め寄った。

 八回も1死満塁の好機を作った。藤原恭大外野手(1年)が遊ゴロ併殺打に倒れたものの、最後まで勝負の行方は分からなかった。投手陣が崩れたワンサイドゲームを何とか盛り返した指揮官。試合後にはグラウンドで円陣を組み「明日、どうできるかだ」とゲキを飛ばした。16日に行われる近畿大会出場をかけた初芝立命館との3位決定戦へ、「終盤の追い上げが明日につながるように」と西谷監督は力を込めた。

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