ドラフト上位候補の立正大・黒木が9回1失点の好投 8球団のスカウトが視察

 「東都大学野球2部、立正大1-1拓大」(11日、府中市民球場)

 立正大の最速153キロ右腕・黒木優太投手(4年・橘学苑)が、視察した8球団のスカウト陣の前で、ドラフト上位候補の実力をアピールした。

 147キロを計測した直球に加え、縦横のスライダー、カットボール、フォークなどを駆使して9回5安打1失点、8奪三振。「(好調時の)8割ぐらいには戻って来た」と、納得顔で振り返った。今春リーグ戦で走者と接触して右肩を亜脱臼。復帰した秋は、シーズンの深まりとともに状態を上げてきた。

 九回は右ふくらはぎをつりかけたが続投した黒木。「オリャ!」と雄たけびをあげながら、3つのアウトをすべて三振で奪った。引き分けで優勝の望みもつながった。ドラフトが迫る中「これからもっとよくなると思う」と、上だけを見据えて腕を振る。

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