ドラフト候補の広島新庄・堀、毎回14Kの圧巻投球

毎回の14三振を奪い1失点完投した広島新庄・堀=岩手県営
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 「岩手国体・2回戦 広島新庄4-1東邦」(4日・岩手県営)

 ドラフト上位候補の広島新庄・堀瑞輝投手(3年)が、東邦戦に先発し、毎回の14奪三振をマークして1失点完投。自己最速タイの148キロを計測し、4強進出の原動力になった。

 立ち上がりからアウトローの制球力が際立っていた。ボールも走り、夏の甲子園以来となる先発マウンドと感じさせない内容。迫田監督は「代表でもずっとリリーフで投げていたものですから心配でしたけど、良く投げてくれました」と左腕をたたえる。

 特にU-18日本代表でチームメートだった東邦・藤嶋健人投手(3年)との対戦には、球場内が大いに沸いた。第2打席の3球目に148キロのストレートで空振りを奪うと、打席の藤嶋も驚きの声を挙げた。ドラフト候補同士の対戦は4打数2安打1三振で痛み分け。九回2死二塁から1点を失った場面でも「次の打者が藤嶋で、対戦したいという気持ちと完封したい気持ちが一緒になってしまって…。打たれてしまった」と堀は苦笑いを浮かべる。

 それでも常時140キロ台中盤の直球をコーナーへ投げ分け、能力の高さを示した左腕。「楽しかったです」と納得の表情を浮かべていた。

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