作新7点差逆転された…今井まさか2回6失点 150キロ連発も

 「岩手国体・2回戦 鳴門12-11作新学院」(3日、花巻球場)

 硬式の準々決勝は鳴門(徳島)が夏の甲子園大会優勝の作新学院(栃木)に12-11で逆転勝ちし、準決勝に進んだ。聖光学院(福島)は16-3で常総学院(茨城)を、履正社(大阪)は8-1で木更津総合(千葉)を、ともに七回コールドゲームで下して4強入りした。広島新庄-東邦(愛知)は一回途中で降雨のためノーゲームとなり、4日に順延された。

 今夏の甲子園を制した作新学院が最大7点リードをひっくり返されて初戦敗退。七回から登板したドラフト1位候補のエース・今井達也投手(3年)が、自己ワーストの2回6失点を喫した。

 試合後、今井は「油断があった」と唇をかんだ。代わりばなの七回に150キロを連発して三者凡退。「調子が良くてボールも走っていた」ことで八回に力みが生まれ制球が狂った。1イニング3暴投などらしくない投球で6失点。「自分の実力不足です」と自らを責めた。

 ネット裏で日本ハム、ソフトバンク、阪神のスカウトが視察する前で、最速152キロをマーク。球威は折り紙付きだ。急成長した右腕は「12球団どこでも、指名してもらったところで頑張る。実力が足りないので練習したい」と力を込めた。

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