高野連、女子マネ問題意見分かれる 無条件の参加容認はゼロ
日本高野連は28日、大阪市内で全体審議委員会を開催した。今夏の甲子園練習に大分の女子マネジャーがユニホーム姿で練習を補助し、大会関係者から制止された一件について意見収集を行った。
約1時間にわたって20人の委員から意見を募り、無条件の参加容認はゼロ。完全防備などの条件付きで参加OKとした委員と、危険防止の観点から従来通り参加は容認できないと主張した委員で「半々に分かれた」と竹中事務局長は明かす。
実際、ティー打撃で防球ネットの金属に当たって跳ね返った打球で女子マネジャーが失明したり、ノックの返球が顔に当たってほお骨を陥没骨折した事例なども報告されている。一方で「一緒に頑張ってきたんだからという声もある。方法を模索したい」と同事務局長は語り、引き続き議論を重ねる方針を示した。