１７日のオリックス戦に先発するソフトバンク・和田毅投手（３５）が１６日、猛牛打線への雪辱を誓った。前回８日は７回１／３を４失点で５敗目。同戦に勝ち、日本ハムが負ければ優勝マジック１０が点灯する一戦。全力で１５勝目をつかみに行く。

　一戦必勝の思いは、これまでと何ら変わらない。ただ、冷静沈着な和田の口から感情をあらわにした決死の言葉がこぼれ出た。

　「死に物狂いで、勝ちに貪欲になっていきたい」－。

　マークすべき打者は１５日の日本ハム戦で１試合３本塁打を放った糸井であり、前回対戦で一発を浴びたルーキー・吉田正だ。マッチレースも最終章。日米通算１２６勝左腕が己の手で優勝へのカウントダウンを加速させる。