常総学院4強ならず プロ注目左腕・鈴木昭「悔いはない」笑顔で聖地に別れ

秀岳館に敗れグラウンドに別れを告げる常総学院・鈴木昭汰(中央)=甲子園(撮影・開出牧)
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 「全国高校野球・準々決勝、秀岳館4-1常総学院」(18日、甲子園球場)

 常総学院が敗れ、優勝した03年以来13年ぶりの4強進出はならなかった。

 先発したプロ注目左腕・鈴木昭汰投手(3年)は、2本のソロを被弾。先制を許し、四回からは右翼の守備に回った。打撃では五回に左前適時打を放ってチーム唯一の得点をたたき出した。

 3失点完投で優勝候補・履正社を撃破した3回戦から中1日。直球はほとんどが130キロ台前半と、影響は否めないコンディションにも「悔いはないです。やれることはやった」と、顔を上げた。

 秀岳館には、中3時に全国大会決勝で敗れた相手チームの主力が多く顔をそろえていた。雪辱はならなかったが「いい経験をさせてもらった。また上のステージでやりたいですね」と、再戦を心待ちにした。

 2度のセンバツと今大会、3度の甲子園を経験した。「夏の甲子園は初めてだったので。最後にこの仲間とここで終われてよかった」と晴れやかな表情を浮かべた左腕は「もうちょっとやりたいですね。最後ぐらいホームランを打って帰りたかった」と、軽口の中にほんの少し心残りをにじませた。

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