「ＤｅＮＡ２－３広島」（１４日、横浜スタジアム）

　力投は報われなかった。ＤｅＮＡのドラフト１位・今永昇太投手（駒大）が８回を５安打３失点で７敗目。左腕は「求められているのは、いい形で後ろのピッチャーにつなぎ、試合に勝つこと」と自分を責めた。

　３試合の登板で２勝０敗と得意にしてきた広島を相手に球威のある直球、キレのある変化球を投げ分け、６回まで１失点と好投。落とし穴は１－１の七回だった。先頭のエルドレッドに痛恨のソロアーチを浴びるなど２失点。ラミレス監督は「いい投球をした。（打線が）援護することができなかった」と評価したが、今永は「自分は本当に悔しい」と唇をかんだ。

　新人とは思えないほど強いハートと責任感を持つ。次回こそ勝利に導く投球をしてみせる。