広島新庄が延長12回制す プロ注目・堀が177球の熱投

先発した広島新庄・堀=甲子園(撮影・堀内翔)
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 「全国高校野球・1回戦、広島新庄2-1関東第一」(10日、甲子園球場)

 2年連続2回目出場の広島新庄・堀瑞輝投手(3年)が、177球、延長12回を1人で投げ抜き2回戦に勝ち進んだ。

 初回に四球と2安打で1点を失ったが、二回以降はMAX144キロの直球とスライダーを駆使してスコアボードに0を並べた。「初回は納得いくピッチングができなくて、やばいかなと思った。真っすぐがコントロールできなかった」と威力のある直球が抜ける場面が多かった。

 2年生からエースとしてマウンドに立つ左腕は三回からプレートの踏み位置を一塁側から真ん中にするなど工夫をして立ち直った。迫田守昭監督は「中盤以降はしっかりアウトコースに投げられていた」と立ち直りを褒めた。

 同点の十二回には再三好機で凡退していた3番の北谷奨吾(3年)が1死満塁から中犠飛を放ち決勝点を挙げた。

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