智弁学園 スマイル大作戦で春夏連覇へ エース・村上に「笑みを絶やさせない」

 開会式リハーサルが甲子園球場で行われ、第1日第2試合に登場する智弁学園は、史上8校目となる春夏連覇へエース・村上頌樹投手(3年)の「スマイル大作戦」で初戦に臨む。奈良大会後、チーム内で「スマイル王子」と呼ばれており、主将で女房役の岡沢智基捕手(3年)は「笑みを絶やさせないように」と力を込めた。

 史上8校目の快挙へ、チームの合言葉が決まった。マウンドでニコニコしながら打者をなぎ倒し、センバツ初優勝の原動力となったエース・村上。女房役の岡沢は「あいつの顔から笑みを絶やさないようにしたい」と真剣な表情で語る。

 7月下旬にインターネット上で「スマイル王子」と呼ばれ、チーム内でも浸透したという。「村上から笑顔がなくなったらしんどい時。僕や周りの人間がマウンドに行って間を取ったりしてあげたい」と岡沢。奈良大会では全試合逆転で勝ち抜き、春夏連覇の権利を手にした。

 苦しい中でも村上はマウンドで笑顔を絶やさなかった。自分の状態が悪くても決して表情には出さなかった。この日、リハーサル後の練習ではブルペンでキレのいいボールを投じ「スムーズに投げられた。状態は上がっていると思います」と手応えを口にする。

 「ここまで来たら全部出し切って、悔いなく終わりたい」と背番号1。笑って頂点に立つ最高のシナリオが、春の王者にはある。

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