箕島惜敗で3年ぶりの甲子園ならず 尾藤監督「生徒たちは100点満点」

 「高校野球和歌山大会・決勝、箕島0-2市和歌山」(28日、紀三井寺球場)

 箕島が市和歌山の一発に屈し、3年ぶりの甲子園を逃した。故尾藤公・元監督の長男で13年から母校を率いる尾藤強監督(46)が初めて1年時から育てた現在の3年生は、惜しくも聖地に届かなかった。

 泣き崩れるナインを横に、尾藤監督は「生徒たちは100点満点。試合は理想的な展開だった」とすがすがしく語った。「自分勝手な子が多かったけど、一戦一戦頑張って(しっかりした)野球チームになった。(自分も)ええ男にしてもらった」とノーシードから決勝へたどり着いた教え子をねぎらった。

 試合は市和歌山の赤羽陸投手(3年)、箕島の福居蓮矢投手(3年)の投手戦。箕島は先頭打者が4度出塁するなど再三好機をつくったが、相手の好守もあり無得点に終わった。八回に許した市和歌山・薮井幹大外野手(2年)の左翼2ランが決勝点となった。

 くしくも前日には尾藤元監督が1979年に延長十八回の激戦を繰り広げた星稜(石川)が甲子園を決めていた。父の親友でもあった星稜の山下智茂総監督から「勝て!勝て!勝て!」と激励のメールが送られていた尾藤監督は「山下総監督には怒られると思うけど、もっと勉強してはい上がりたい」と誓っていた。

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