智弁学園、初戦からオール逆転勝ちで甲子園へ

六回1死満塁のピンチで遊ゴロ併殺打に打ち取り、ガッツポーズを見せる智弁学園・村上=佐藤薬品スタジアム
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 「高校野球奈良大会・決勝戦 智弁学園6-5天理」(28日・佐藤薬品スタジアム)

 甲子園春夏連覇を目指す智弁学園が、最大のライバル・天理を逆転で下し、2年ぶりとなる夏の甲子園出場を決めた。

 1点を追う四回に、センバツ決勝戦で決勝打を放ったエース・村上頌樹投手(3年)が同点適時打を放つと、後続も続き、一挙3点を奪って試合をひっくり返した。

 1点差に迫られた七回にはU-18日本代表候補の福元悠真外野手(2年)が左翼へダメ押しの3ランを放ち、粘る天理を突き放した。村上は投げても要所をしっかりと抑え、5失点で完投。初戦からすべて逆転で奈良大会を勝ち抜いた。

 村上は「春夏連覇を目指すにしても、甲子園に出るというスタートラインに立たないといけない。そのスタートラインに立ててうれしい。ひやひやさせてしまいましたけど、福元の本塁打が大きかったです」と満面の笑みを浮かべていた。

 天理は4点を追う最終回にどとうの4連打で1点差に迫り、なおも2死一、三塁と攻め立てたが、あと一歩、及ばなかった。

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