ヤ山田24号V2ラン 4番の仕事果たす
「ヤクルト5-1中日」(24日、神宮球場)
いきなり4番のバットが火を噴いた。リーグ戦再開で、2安打4打点と大暴れだ。ヤクルト・山田は「チームの勝利につながったんで良かったです」と会心の笑みを浮かべた。
一回2死三塁では若松の直球を鋭く振り抜いた。今季初の右方向へのアーチ。リーグトップを独走する2試合連続の24号2ラン。「自分のスイングをしようと思って必死に食らいついていきました」。三回無死二、三塁では左線に2点適時二塁打を放った。
今季ここまで走攻守でフル稼働してきた。交流戦後は4日間、試合がなく、チームの全体練習には参加したが、リフレッシュにも充てた。「4日間、休んで疲れも取れますし、(体の)キレもあったと思います」。リーグ戦再開と同時にエンジンも再び全開だ。
交流戦途中から4番に座り、この夜も役割を十分に果たした。「大事な場面で打席が回ってくることが多い。残りの試合も、きっちりランナーをかえせるように自分の仕事をしたい」と頼もしいセリフを口にした。
投打の歯車がかみ合っての快勝に「これで乗っていければと思う。この勢いで頑張っていきたい」と真中監督。最下位にあえぐチームを、山田が上昇気流に乗せる。