DeNAラミレス監督「意味ある」1勝

 「交流戦、DeNA2-1ロッテ」(3日、横浜スタジアム)

 理想通りの展開で敵のエースを相手に勝利をつかみ取った。「本拠地での初戦をチーム一丸で勝てたのはよかった。本当に大きな意味がある」。DeNAのアレックス・ラミレス監督(41)は満足そうな笑みを浮かべていた。

 指揮官が鍵としていたのは立ち上がりの攻撃だ。「涌井はレベルの高い投手。ただ、立ち上がりに失点することがある。そこで何とか得点をできれば」。その狙い通り、初回に速攻を仕掛けた。

 1死から左前打で出塁の関根が二盗を決めるなど、2死一、二塁として好調のロペスが右前へ先制適時打。わずか1点。だが、涌井と対峙(たいじ)する上では大きな1点を得た。

 四回には2死一、二塁から梶谷のマウンド付近への飛球を三塁・中村が落球して追加点。指揮官がこだわった先制打が、小さくとも、確かな流れを自軍に呼び込んでいた。

 涌井相手の勝利に「たくさんの意味がある勝利だった」とラミレス監督。昨季は3勝14敗1分けで苦杯をなめた交流戦。だが、今年のDeNAはひと味違う。

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