日本ハム・大谷、真の二刀流へ進化
「日本ハム4-3ソフトバンク」(3日、東京ドーム)
“過密日程”もなんのその。日本ハム・大谷は、3月30日に野手で出場した2日後の4月1日に先発登板し、そこから中1日のこの日は「5番・指名打者」でスタメン出場した。初の試みだったが、勝利を導く安打で応えた。
六回。同点とした1死一塁から武田から右前打を放ち、レアードの勝ち越し3ランを呼び込んだ。「(カーブは)全く頭になかったけど、ヒットを打てて良かったです」と喜びをかみ締めた。
1日は105球を投じ、勝利に貢献。栗山監督は前日まで先発起用するか迷っていた。そんな心配をよそに、打撃練習では東京ドーム右中間後方の看板に2発ぶち当てるなど好調をアピール。野手としても3試合連続安打の打率・364と結果を残している。
「中1日?全く問題ない。いつも準備はしているので」とサラリ。投打でソフトバンク3連戦の勝ち越しに貢献。これこそ、栗山監督が求める真の二刀流の姿だ。