ヤ~っと初星!伏兵・鵜久森V弾

 「ヤクルト8-4阪神」(30日、神宮球場)

 伏兵の一発が、チームに待望の今季初勝利をもたらした。躍動したのは、ヤクルト移籍1年目の鵜久森淳志外野手だった。本拠地で初めて上がったお立ち台。「成瀬さんが頑張って投げていたので、チームの流れを変えたいと思って打席に立ちました」と声を震わせた。

 「6番・左翼」で今季初めてスタメンに抜てきされた。1-1と同点に追いつかれた直後、迎えた四回の打席。岩田の変化球を無我夢中で、フルスイングした。グングンと伸びた打球は、左翼スタンドに突き刺さる移籍1号のソロだ。

 日本ハム時代の12年以来、4年ぶりとなる1軍でのアーチが決勝弾になった。「もう一度、野球ができることをうれしく思って(ダイヤモンドを)一周しました」と感激に浸った。

 昨オフに日本ハムを戦力外になり、トライアウトも受けた。「(グラウンドに)立てなくなるという思いはあった」。諦めずに新天地を模索。手を差し伸べてくれたヤクルトに「恩返しをしたいという思いでした」と感謝の気持ちを口にした。

 昨季の王者が、開幕からの連敗を4で止めやっと白星をつかんだ。「1つ勝ったので、あしたから新しい気持ちでやっていきたい」と真中監督。連覇を狙うチームにとって大きな1勝だ。

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