関東勢初戦突破は1校…東海大甲府も●
「選抜高校野球・1回戦、創志学園5-1東海大甲府」(24日・甲子園球場)
昨夏甲子園メンバー5人が残った東海大甲府(山梨)も初戦で散った。関東・東京勢6校で勝ち上がったのは、木更津総合のみ。初戦突破1校のみは、02年以来14年ぶりの不振だ。
“魔の五回”だった。先発の右腕・松葉行人投手(3年)が四回まで6奪三振の快投から一転、味方の野選と集中打で4失点。この回で降板し「変化球に頼ってしまった」と、肩を落とした。多い日は300球を投げ込む努力家。昨秋の背番号10から背番号1を勝ち取ったが、無念の結果に「直球のキレと球速をもっと出したい」と、課題を挙げた。
村中秀人監督(57)は東海大相模の同級生、原辰徳・巨人前監督からの「優勝旗を持って帰って」というメッセージに応えられず。「もっと厳しくやらないといけないかな」と、巻き返しを期した。