燕ドラ1原樹、虎・高山にライバル心

 ヤクルトのドラフト1位・原樹理投手(22)=東洋大=が14日、阪神のドラフト1位・高山(明大)にライバル心を燃やした。「セ・リーグファンミーティング2016」で他球団のドラ1選手と対面。「負けられないという気持ちになりました」と決意を示した。

 特に虎の“ドラ1”は、特別な存在だ。ヤクルトは最初に高山を1位指名し、阪神と競合の末、クジ引きで敗れた。自身は高山の外れ1位。それだけに「外して良かったと思ってもらえれば」と負けじ魂をのぞかせた。

 高山とはアマ時代も含めて対戦はないが「柔と剛を兼ね備えている。いい打者」と警戒。対決が実現すれば持ち味の内角をえぐる投球で抑え込む覚悟だ。

 右腕はオープン戦3試合で11回連続無失点と結果を残し、開幕ローテ入りが確定した。会場ではファンの前で10勝を宣言したが、父親に「お山の大将になるな」と言われていたことを思い出し、イベント後に「3勝か5勝が目標」と謙虚に下方修正。実戦派の新人は地道に白星を積み重ねる。

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