「日本ハム春季キャンプ」（１２日、ピオリア）

　日本ハム・大谷翔平投手（２１）が１２日（日本時間１３日）、米ピオリアキャンプ施設を訪れたレンジャーズ・ダルビッシュ有投手（２９）と対面した。前日は、キャンプ中に生活するアリゾナの自宅に招かれて会食。先輩エースに肉体改造を褒められたと明かした。

　米国キャンプならではの恩恵を受けた。大谷は前夜、中田らチームメートと共にダルビッシュ主催のホームパーティーにお呼ばれ。元レスリング世界女王で、交際中の聖子さんの特製ピザやスペアリブなどでもてなされた。

　「いい休みになったと思います。いろいろお話させていただきました」。具体的な助言内容については公表しなかったが、貴重な時間を振り返って笑みをこぼした。

　１月に合同練習を行って以来の対面で「いい体になっている」と褒められた。ダル式トレを参考に鍛え、１０日の実戦初登板では２回無失点４奪三振。パワーアップした大谷は「（トレーニングが）生きている」とダル流肉体強化の手応えを口にした。

　この日は、あいさつ程度で会話はなかったが、残りのキャンプについて「質量ともにしっかりやっていきたい」と大谷。１３日の練習試合は「３番・指名打者」で出場する見込み。大先輩に名実ともに認められるようになるため、投打ともに厳しく追い込んでいく。