ドリス活躍できる!巨人なども獲得調査

 阪神が獲得調査を進めている米大リーグ、タイガース傘下3Aトレドの右腕ラファエル・ドリス投手(27)の評価がうなぎ上りだ。ドミニカ・ウインターリーグを視察中の日本球界関係者が21日、デイリースポーツの取材に応じ、ドリスは「日本野球に適応できる」と断言した。なおこの日、本人が日本球界入りを熱望していること、巨人などセ・リーグの複数球団が獲得調査していたことも判明した。

 もう1人のドミニカンが日に日に評価を上げている。現在、ドミニカ共和国のウインターリーグを視察している日本球界の関係者が、阪神が獲得調査を進めているタイガース傘下3Aトレドの右腕ドリスについてその資質を手放しで称賛した。

 「ドリスが好投手であることは、今出場しているウインターリーグの成績が証明しているでしょう。実際に彼が投げている球を見れば分かりますよ。直球は平均90マイル台後半で、100マイル(約161キロ)に届く時もある。変化球はスライダーとチェンジアップ、シンカー…どれも素晴らしい。米国では中継ぎを任されていますが、日本に行けばトップクラスのクローザーになる力は十分にあると思います」

 阪神は韓国の不法賭博容疑で再契約交渉を打ち切った呉昇桓に代わる守護神候補として、ドミニカ人右腕のダブル獲得に乗り出している。パドレスのマテオとは近日中に米国で正式契約を交わす運びで、ドリスの調査も順調に進んでいるもようだ。この日、本人がかねて日本球界入りを熱望していたことも判明した。

 今季、3Aトレドでは敗戦処理もこなすリリーフとして、7勝5敗1セーブ、防御率4・62。メジャー昇格はなかったが、同関係者は「日本は、彼が投げるのにふさわしい場所だと思います」。今季セ・リーグでは不在の160キロ超の剛腕が、日本球界を席巻する力を秘めていると断言する。

 マテオと同チームで参戦する母国でのウインターリーグでは17試合すべて中継ぎ登板し、3勝0敗、防御率0・53と好投。27歳とまだ若いドリスの伸びしろに期待する声は多く、巨人など複数のセ・リーグ球団も調査を進めていたようだ。

 M&Dのダブル獲得が実現すれば、猛虎のクローザー問題は一気に解決に向かう。

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