呉昇桓 落としどころは「在宅起訴」か

 阪神の保留選手名簿から外れてメジャー挑戦を視野に入れる呉昇桓投手(33)が7日、海外での不法賭博容疑で検察から取り調べを受けると韓国メディアに報じられた。これに対し、呉昇桓も協力するもよう。阪神は今後の交渉で、再度、呉昇桓側に事情聴取する方向だ。

 今回の騒動。実は10月半ばに一部メディアが独占報道した際、韓国の4選手が浮上した。その中に「海外でプレーする某選手」という表現ながら、呉昇桓を示唆する報じられ方がされていた。球界関係者の間や、あるいはネット上では、名前が出ていた。

 それでもこれまで捜査に及んでいなかったのは、プレミア12など国際大会への波紋を検察当局が考慮したことにある。それが、東南アジアで非合法の賭博を開帳し、既に逮捕されている韓国人暴力団関係者の供述から呉昇桓の名前が出たため、この時期まで召喚を延ばしていた。

 現地メディアの報道によれば、呉昇桓は潔白を主張しつつ、取り調べがあれば協力する姿勢を示して早期解決を望んでいるという。

 ただマカオなどの合法カジノとは異なる点、嫌疑をもたれている金額が数億ウォン(数千万円)と巨額なため、韓国でも外国為替法違反に問われることになる。検察も最終的には在宅起訴を落としどころにしているとも伝えられているが、その場合、海外でのプレーに支障が生じるのか否か。いずれにしても、この数日間でなんらかの結論が出るものと見られている。(スポーツライター・木村公一)

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