ソフトバンク柳田 次は「40-40」

 今年の世相を反映した言葉を決める「2015ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が1日に発表され、「トリプルスリー」が「爆買い」とともに受賞。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(27)とヤクルト・山田哲人内野手(23)が都内での表彰式に出席した。野球界では1999年の「雑草魂」(巨人・上原浩治)、「リベンジ」(西武・松坂大輔)以来、16年ぶりの快挙となった。

 表彰ラッシュとなった今オフ、異彩を放つ勲章が加わった。新語・流行語大賞の年間大賞に「爆買い」とともに選ばれたのは「トリプルスリー」だった。

 会場で年間大賞を知り柳田は「うそでしょ?無理です」と思わず“抗議”した。山田より先に会場入りしたため控室で顔見知りの人は誰もおらず、ちょうど選考委員の鳥越俊太郎氏、やくみつる氏らが政治談議中。お笑い芸人の「とにかく明るい安村」がパンツ一丁になり、ようやく場の空気は和んだが、山田が到着するまでの約20分間、部屋の隅で小さくなっていたという。

 球界の大賞は86年「新人類」で西武工藤(現ソフトバンク監督)、清原、渡辺久が流行語部門で受賞した。91年の新語・流行語を通じた「年間大賞」制定後は8例目。99年に「リベンジ」の西武松坂(現ソフトバンク)、「雑草魂」の巨人上原(現レッドソックス)以来16年ぶりだ。

 「これをきっかけに、もっと皆さんに球場へ足を運んでいただきたいし、野球を盛り上げたい」とスピーチした柳田。来季は、日本では前人未到の40本塁打、40盗塁を視野に入れる。「フォーティー・フォーティー」での連続大賞には「そういう気持ちは特にないけど、40-40は来年の目標」。最後に「タイトル料に入れてもらおうかな?」とちょっぴり“悪い顔”になった。

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