大谷“メジャー測定”163キロも痛恨

 「日本ハム2-4ロッテ」(2日、東京ド)

 心の隙を突かれた。日本ハム・大谷が悔やんだのは立ち上がりに食らった一撃。初回無死一塁で角中にカウント2-1からの4球目を右中間席へと運ばれた。「(ストライクを)取りにいったような真っすぐ。油断があった。いらない本塁打」。右腕は悔しさをにじませた。

 立ち上がりから14球連続で直球を続けたが「直球が基準。張られてもファウルが取れるかが、ゲームメークとして必要。今日はそれができなかった」と苦しい投球が続いた。

 五回無死三塁の危機はしのいだが、六回には痛恨の3点目を失った。今季のロッテ戦は2試合に登板し2完封という相性の良さだったが、6回3失点で4敗目(13勝)を喫した。

 この日はメジャー10球団、19人のスカウトが視察。球速こそ、走者を背負った場面では球場表示で最速159キロ、メジャースカウトのスピードガンでは101マイル(163キロ)を記録した。だが、大谷自身「下位打線に手を抜いている。意識はしていないが、いい傾向ではない」とムラのある投球を猛省した。

 栗山監督はヤンキース・田中と比較し「体調が悪くても技術でかわせる。翔平はそこまでいっていない」と話していた。エースといえど、まだ発展途上。重い敗戦だが、これを絶対的なエースへ成長するための糧にするしかない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス