「ヤクルト２－７中日」(２１日、神宮)

　初勝利を挙げた相手をまたも手玉に取った。中日・ネイラーが７回２／３を２失点の好投で２勝目。今季２度目の６連勝に貢献し「興奮している。インサイドをどんどん攻めていけた」と爽やかな笑みを浮かべた。

　序盤はカーブの制球に苦しんで先制を許したが、初めてバッテリーを組んだ杉山がツーシームとカットボール主体の配球に切り替えてから安定。走者を出しても低めを意識して３併殺に仕留めた。六回１死一、二塁の場面では、三遊間への当たりを遠藤が好捕し、三塁で封殺。随所で野手が力投に応えた。

　連勝中は２点以内に抑え、「うまくつながり始めている」と谷繁監督。看板に掲げ続ける「投手を中心とした守り勝つ野球」がシーズン終盤にきて少しずつ形になってきた。