大阪偕星、完全燃焼…壮絶サヨナラ敗退

 「全国高校野球・2回戦、九州国際大付10-9大阪偕星学園」(13日、甲子園)

 2回戦4試合が行われ、初出場の大阪偕星学園(大阪)は九州国際大付(福岡)と壮絶なシーソーゲームを繰り広げるも、サヨナラで屈した。最後は2つのミスが響いたが、“リアル・ルーキーズ”を率いた山本晳監督(47)は「ミスだと思っていません」と生徒をかばい抜いた。

 センターに弾んだ打球が夢の終わりを告げた。“リアル・ルーキーズ”の挑戦は、壮絶な打撃戦の末、サヨナラで終止符が打たれた。熱血指導で心にキズを持つ子供たちを育てた山本監督。声を詰まらせながら「子供たちは本当に素晴らしい。感動しました」と目頭を熱くさせた。

 序盤の4点リードをひっくり返され、逆に4点のビハインドを背負った。それでもナインはあきらめず、六回に追いつき、七回に姫野優也外野手(3年)の左越えソロでいったんは勝ち越した。だが再び追いつかれ、最終回は2つのミスが響き、サヨナラ負け。それでも指揮官は「子供たちが精いっぱいやったことを私はミスだと思いません」と力を込める。

 「負けたのは私の責任。子供たちは全力でやりました」と自らを責めた山本監督。就任当初、同校の理事長から欲しいものを問われた。指揮官が返した言葉は道具でもお金でもなく「とにかくお米をください」-。子供たちにおなかいっぱいのご飯を食べさせたかった。そして練習に集中させてあげたかった。

 「フォア・ザ・チーム。これがテーマ」と言いきる山本監督。ドラフト候補の姫野がバットを短く持って本塁打を打った。誰かがミスしても、必死に全員でカバーした。

 「本当に一つになって、一丸になって戦った」と試合前に右ふくらはぎを肉離れしながら、ベンチで立ち続けた指揮官。主将の田端拓海捕手(3年)は「監督を日本一の男にしたかった」と泣き崩れた。熱血漢の“ボス”と紆余(うよ)曲折を経た子供たちのストーリー。決して色あせはしない。

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