原G貧打…4~6番で16タコの惨状

 「中日3-3巨人」(4日、ナゴド)

 投手陣が粘っただけに、精彩を欠いた打線がもどかしい。原巨人がチーム今季最長となる4時間37分を戦い抜き、延長十二回ドロー。3位を死守したものの、8カード連続勝ち越しなしが確定した。

 延長十二回2死、村田が二飛に倒れ、勝利がなくなった。4番・阿部、5番・亀井、6番・村田が計16打数無安打と完全にブレーキになった。原監督は「そうそう変えようがない」と、変わらぬ信頼感を口にしつつ「何とか中軸(4~6番)が上がってほしいよね」と奮起を願った。

 結果以上に指揮官が評価したのは、3番・坂本。七回無死一塁と九回1死一塁でいずれも併殺。さらに延長十一回2死満塁で二ゴロと、好機に凡退した。だが「併殺こそありましたけど、立ち居振る舞いがいい。打席の結果よりも、攻撃的な勇人がいい」とむしろ褒めた。

 「姿勢という字は、『勢』の字に『正』を使いたくなるけど、『勢い』を使う。そこに重さを感じるし、姿勢とは非常にいい言葉だと思う」。指揮官はかつて、こう話したことがある。この言葉を体現している主将の坂本を称賛し、「今こそ攻撃的に行ってほしい」とナインに訴えた。勢いを生むためのガムシャラさ。5日の試合で、見ることができるだろうか。

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