大谷よ、球宴まで全勝&出場試合安打だ

 日本ハム・栗山英樹監督(54)は29日、30日のオリックス戦に向けて空路函館入りし、大谷翔平投手(20)に球宴前までの前半戦残り12試合で「登板全勝&出場試合安打」のノルマを命じた。

 チームはリーグ戦再開後、2勝6敗と失速し首位から転落した。「(再開後の)借金4を球宴までに返済したい」。そう息巻く指揮官が投打のキーマンに挙げたのは大谷だった。

 まずは投手として「翔平は、投げたら全部勝ってほしい」と要望した。球宴までの登板数は、次回予定の7月2日・オリックス戦を含め2試合。両リーグトップの9勝をマークする右腕が、さらに2勝を積み上げることを計算している。

 打者としては一時期の不調のどん底から抜け出したと判断。前カードの西武戦初戦で適時打を、2戦目にはチーム打撃で犠飛を放った大谷に、栗山監督は「チームが勝つための姿を見せてほしい」と期待した。前半戦最後となる同14日からのソフトバンク2連戦(帯広)では野手出場が濃厚。二刀流のフル回転で再浮上を目指す。

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