「西武２－３ソフトバンク」（２３日、大宮）

　力勝負に完勝した。１点を追う二回。西武・中村が武田の１５０キロ直球を完璧に捉えた。バックスクリーン右へ着弾する同点弾。「打ててよかった」というお決まりのコメントで、リーグ単独トップに躍り出る２試合連続の２１号同点ソロを振り返った。

　３４発で本塁打王に輝いた昨季はソフトバンク戦でわずか１本塁打。９勝１４敗１分けと大きく負け越す一因となった。今季は同カードで既に３発目と、主砲としての意地を見せつけている。

　大宮での本塁打は２０１２年８月２３日のソフトバンク戦以来、自身３年ぶり。２１本塁打、６４打点はリーグ２冠。だが、試合は八回途中の豪雨で無念の降雨コールド負け。悲しい空砲になった。