早大茂木3安打 阪神中村GMも絶賛

 「全日本大学野球選手権・2回戦、早大12-0東海大北海道」(10日、東京ド)

 今秋ドラフト候補の早大・茂木栄五郎内野手(4年・桐蔭学園)が3ランを含む3安打と実力を見せつけた。チームも五回コールドで圧勝し、優勝した12年以来3年ぶりに準々決勝進出。

 全開の早大・茂木は、どうにも止まらなかった。五回2死一、二塁。99キロのカーブを、しっかりとためて振り切った。高々と舞い上がった打球は右翼席上段へ。この日3安打目は特大3ランとなり「あんなに飛ぶとは。うれしかった」と、表情を崩した。

 3月中旬に腰を負傷。疲労がたまったリーグ戦終盤は調子を落とした。だが早慶戦後の3日間の休養で回復。「思い切り振りにいけるようになった」と、初回の技ありの左前打、四回の右前打と自在に打ち分けた。

 視察したスカウト陣も二重丸をつけた。阪神・中村GMは「もともと打撃センスが高い。下級生からずっと追いかけている。球団によっては最上位に来るかもしれない」と称賛。中日・中田スカウト部長は「穴が少ない。タイプは違うが、青木(ジャイアンツ)ぐらいの選手になる可能性がある」と評した。

 チームは毎回安打、毎回得点での圧勝発進。茂木は専大との準々決勝へ「どこが相手でも負けられないのは変わらない」と、自信をみなぎらせた。

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