楽天が松井裕4連投回避で延長惜敗

 「交流戦、楽天3-5巨人」(30日、コボスタ)

 楽天は守護神を使えず、延長戦の末に力尽きた。大久保監督は「松井(裕)の4連投だけは避けようということで、こういう結果になってしまった」と肩を落とした。

 1点リードの八回に「うちで一番、球が強いから」と戸村をマウンドに送ったが、1死からの連続長短打であっさり失点。十一回は4月25日以来の1軍マウンドに立った長谷部が先頭打者への四球から2失点と崩れた。

 松井裕はイニングまたぎ登板を苦にしないが、大久保監督は前日まで3連投で計4回74球を投げた疲労に配慮した。「なるべく他の投手で頑張って」と我慢したが、結果的にブルペンの層の薄さを露呈。球団史上最多を更新した観客2万6589人の前で、勝てる試合を落とした。

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