巨人・橋本、故郷で延長11回決勝打
「交流戦、楽天3-5巨人」(30日、コボスタ)
故郷で大仕事を果たした。1番に抜てきされた仙台市出身の巨人・橋本が、決勝適時打で長い戦いにケリをつけた。「育った仙台で活躍する姿を見せることが夢だったので、良かったです」と笑顔を見せた。
同点の延長十一回2死二塁。左翼線に適時二塁打を放った。「ヤバイ!ストライクだ、と思ってバットを出したら、いいところに飛んでくれた」。さらに積極走塁で三盗を決めると、悪送球も絡んで一気に本塁へ。勝利を引き寄せるには十分の2点のリードをもたらした。
不調などでベンチスタートの日々が続き、この日は17日以来、約2週間ぶりのスタメンだった。原監督は「波はあるけど思い切ってスタメンでいこうと。地元ということもあるし」と奮起を期待し、送り出した。
試合後には、市内の焼き肉店に移動してチーム全員で決起集会が行われた。仙台の交流戦中に行われる恒例のイベント。地元で結果を残した橋本にとっては、最高の夕食になったはずだ。