原監督通算900勝!今季最多の貯金7

 「交流戦、巨人11-1西武」(26日、郡山)

 福島のG党に歓喜をもたらした。巨人・原監督が交流戦開幕戦で快勝し、監督通算900勝。節目の1勝を一発攻勢で飾り「選手、みなさん全員で900という数字を積み重ねていただいた」と感謝した。

 猛打ショーの主役は、原監督が4番を託す坂本だった。1点リードの三回、2戦連発の3号2ラン。十亀をKO後も六、七回に適時打を放ち、4安打5打点と大暴れした。

 ここまで不調の長野と阿部も目覚めた。長野は四回に3号2ラン。左翼席へライナーを運び「感触は(今季)一番良かった」と、うなずいた。阿部は五回に右翼席上段へ2号2ラン。通算348本目のアーチで、憧れの存在である阪神・掛布雅之DCの通算本塁打にあと1本と迫った。

 昨年は優勝した交流戦開幕を前に、原監督は打線のキーマンに坂本と長野を挙げた。「ふたりはチームの先陣を切り、大将の役割もしてほしい」。ここまで不調に苦しむふたりを何度もマンツーマン指導。その成果が、ようやく形となって出始めた。

 4連勝で貯金は今季最多の7。だが、坂本は表情を緩めることなく「交流戦は大事。いい形で勝てたので、明日も頑張ります」。毎年、ペナントの行方にも大きく影響する交流戦で、一気に首位のDeNAをつかまえる。

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