M清田2発4安打!7試合連続マルチだ

 「西武6-7ロッテ」(20日、西武ド)

 当たり前のように安打が飛び出す。ロッテ・清田のバットが、止まらない。一回の鮮やかな先頭打者本塁打を皮切りに4安打の固め打ち。六回には昨季4月6日の日本ハム戦以来となる1試合2発目のアーチも飛び出した。

 9日の西武戦(QVCマリン)から7試合連続のマルチ安打。「強い打球を打つことを心掛けていることが、結果的にヒットになっている」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。

 ルーキーイヤーだった2010年の日本シリーズで、新人選手通算最多打点のタイ記録をマークするなど活躍した。しかしその後は伸び悩み、1軍と2軍を行ったり来たり。それがプロ6年目の今季、カウントや状況に応じて左足を上げたり、すり足にしたりとフォームを自在に変える技術を身につけ、再び花開いた。

 つなぎの打撃を心掛ける一方で長打力にも磨きがかかった。伊東監督は「2本目のホームランは、インサイドの難しい球だった。今までそこが一番苦労したところだったが、体がくるっと回って上手に対応した」と目を細めた。

 連続試合マルチ安打の球団記録は、有藤道世氏の8試合。「気にしていませんよ」と表情は変えなかったが、今の清田ならばあっさり到達しそうだ。

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