竜先発“代役”武藤、半信半疑も虎斬り

 「中日6-1阪神」(17日、ナゴド)

 半信半疑のやりとりで中日・武藤の1日は幕を明けた。「ドームに着いたら吉見さんが『登板回避する』と言うので…。何でそんなこと言うのかな、ウソかなと思いましたけど、表情は真剣でしたし…」。午前9時半。森ヘッドコーチから先発を伝えられた。試合開始から4時間半前のことだった。

 体調不良の吉見の代役が、中継ぎ要員として待機していた5年目右腕に回ってきた。覚悟を決めて上がったプロ4度目の先発マウンド。初回は先頭の西岡に右前打を放たれたが、上本の犠打がポップフライとなり、飛び出した西岡もアウトに。三回1死一、三塁では「打たれたら今までと一緒と思って必死でした」。ゴメスの遊ゴロ併殺打でピンチを切り抜けた。

 5回を5安打無失点。初先発初勝利を挙げた昨年9月16日・DeNA戦(横浜)以来となる先発2勝目、そして今季初勝利を挙げた。

 谷繁監督兼選手は「役割を十分に果たしてくれた」と評価。武藤は「どんな場面でも、どんな役割でも頑張ります」と、あらためて誓った。

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