ロッテ・田村“因縁”森退治&3打点
「ロッテ10-2西武」(9日、QVC)
巧守で躍動したロッテ・田村の顔が自信に満ちていた。バットで3打点。女房役として中村、森らが居並ぶ強力西武打線を6安打に抑え、連勝を止めた。
「8番の僕が打てば、打線はだいぶラクになるでしょう」。田村はニンマリした。同点とした四回に勝ち越しの中犠飛。六回には2点左前適時打で勝利を決定づけた。
リードもさえた。前夜は先発マスクを吉田に譲ったが、ベンチで西武打線を徹底的に観察。「打者の特徴を分析しながら見ていた。やり返すことができた」と白い歯を見せた。
絶好調の西武・森は1学年下で、2012年の春夏甲子園決勝で対戦。捕手で大阪出身と共通点も多く、小学校時代には近所に住み、一緒に川遊びをしたことも。そんな“因縁”の相手に、「向こうの方がすごい。でも自分もいい仕事ができた」と存在感を顕示した。