オリ2安打で9年ぶり本拠地初戦黒星
「オリックス1-3日本ハム」(3日、京セラ)
本拠地でも、負の流れを断ち切れなかった。オリックスが本拠地初戦を落とすのは06年以来9年ぶり。3万4343人の大観衆に勝利を届けることはできなかった。
ゴールデングラブ賞3回の名手が、まさかのミスを犯した。同点の七回2死二塁。中島の三ゴロを小谷野がファンブル。一塁への送球もそれ、勝ち越しを許した。落ち着いて二塁走者にタッチしていればチェンジだっただけに「周りが見えていなかった」と悔やんだ。
打線も上昇の兆しが見えない。安打は初回のヘルマンの中前打と、八回のT-岡田の二塁打だけ。スミ1敗戦。大型補強の効果が現れず、チーム打率・193は12球団ワーストだ。
普段は敗戦後も前向きな森脇監督だが「ちょっと、よくなかったね」と珍しく弱気だった。7戦を終えて1勝しかできなかったのは12年ぶり。傷口が広がる前に、なんとか復調の光を探し出したい。