ハム吉川大乱調 開幕ローテ決まらん…
「オープン戦、日本ハム0-12巨人」(4日、札幌ド)
先発の一角として期待する日本ハム・吉川の背信投球に、栗山監督は頭を抱えた。昨年の開幕投手がオープン戦初登板で4回1/3を9安打8失点。大谷に続き、2試合連続で期待のローテ陣が打ち込まれ「本当に勝てるのかということを考えないといけない」と危機感を募らせた。
開幕ローテは6人で回すと決めているが、先発当確はまだ、大谷、メンドーサの2人だけ。吉川も好投で引き寄せるはずだったが、大乱調。早々と二回につかまった。
無死満塁のピンチを招き、亀井に先制適時打を浴びるなど、この回4安打を浴び3失点。「結果を出さないといけないのに、こういう結果になって悔しい」と謝った。
3月に入っても開幕ローテの構想が描けない現状。残された時間も少なく、試合後のコーチ会議では怒りが噴火した。厚沢、黒木両投手コーチに対しローテ編成について「よく考えてくれ」とカツを入れた指揮官。3年ぶりの優勝へ先発陣の整備が最重要課題だ。