「中日２軍春季キャンプ」（２０日、読谷）

　中日・山本昌投手（４９）がフリー打撃に登板。打者２人に計４７球を投じ、球筋や指のかかり具合を確認した。２６日にシート打撃で登板し、３月上旬の対外試合を経て１軍昇格を目指していく。

　レジェンドがまた一段階ステップアップした。エルナンデスには２３球で、１本の柵越えを含む安打性６本。谷には２４球で安打性２本。結果よりも体に残った感覚にうなずいた。

　「ストライクが入るか不安だったけど、ちゃんと打ってもらえた。球の軌道も確認できたし、指のかかり具合も悪くない。今の時期なら、ある程度こんなものかな」。投球時はスピードガンの設置を遠慮。「この時期はスピードどうのこうのじゃないんでね」と言い切った。

　「目指すところはもちろん開幕でしょ」。調整ペースは例年通り。「これから腕も振れてくるだろうし、だんだんフォームも試合のときのように変わっていくと思う」。徐々にアクセルを踏み、加速度を増していく。