G菅野、開幕はオレ!ライバルに挑戦状
「巨人春季キャンプ」(2日、宮崎)
エースはオレだ。巨人・菅野智之投手(25)が2日、キャンプ2日目で初めてブルペンに入った。直球、変化球を交えて64球。昨年のリーグMVP右腕は、ライバルたちとの競争を勝ち抜き、2年連続となる開幕投手へ意欲をむき出しにした。
大トリとなった。1日にほとんどの投手が入り、この日はポレダもブルペン入り。その後、背番号19が登場。菅野は「予定通り今日を迎えました。まあまあです」と笑顔も交えながら振り返った。
「想像以上に状態が良かったのでちょっと多めに投げちゃいました」。予定では立ち投げ20球、捕手を座らせて30球の計50球。実際は立ち投げ19球、座らせて45球の計64球。手応えをしっかりと感じ取った。
内海、杉内らが開幕投手へ意欲を燃やす中、昨年の開幕投手で勝ち頭の菅野は最有力候補。「毎年ころころ開幕投手が変わるのはよくない。まずは開幕投手を目指したい」と宣言した。
両左腕は前日に続き2日連続のブルペンと気合十分だが、一歩も引くつもりはない。「皆さんそこを目指してやってると思うので、負けないくらいアピールする。チーム内の争いがプラスになる。競争を勝ち抜いてつかみ取れるように頑張りたい」とガチンコ勝負を歓迎した。
次のブルペン入りは4日。この日は投げなかったフォークも「次は投げるかも。気分で」と徐々に状態を上げていくつもりだ。菅野のブルペン入りが事実上の開幕投手争いのゴング。4連覇へのスターターは渡さない。