金子揺らぐ「オリで勝ちたい、ただ…」

 オリックス・瀬戸山隆三本部長は23日、大阪市西区の球団事務所で、ポスティングシステムによるメジャー移籍も視野に入れて国内FA権を行使した金子千尋投手(31)の代理人と21日に交渉を行っていたことを明かした。

 FA宣言前には金子本人と3度直接交渉を行ったが、宣言後に金子サイドと接触するのはこれが初。大阪市内での交渉は、約4時間に及んだという。

 「ポスティングの話題は出なかった」と瀬戸山本部長。一方で代理人からは「オリックスへの愛着は強い。このチームで勝ちたい。ただ、FA権という機会はそうないので、いろんなものを見てみたい。迷いはある」という金子の悩める本心が伝えられた。

 オリックス側はこれまでに3年総額15億円とみられる条件を提示しているが、さらなる上積みについて瀬戸山本部長は「残ってもらうための最大限の努力をする」と可能性を否定しなかった。「反応は悪くない」と残留へ向けて一定の手応えは感じているようすだ。

 金子は24日のファン感謝祭「Bs Fan-Festa2014」と25日の球団イベントに参加予定。瀬戸山本部長は25日のイベントで顔を合わせることになるが、「そこでは難しい話はしにくい」と会談はしない予定。今後も金子本人ではなく、代理人と頻繁に連絡を取っていくという。

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