ＤｅＮＡの中畑清監督（６０）が１０日、秋季キャンプを行っている鹿児島県奄美大島で猛虎へのリベンジを宣言した。今季、阪神に８勝１６敗と大きく負け越し「当然だろ。絶対にやり返す！」と言い切った。

　昨季は１４勝１０敗とカモにした。それが今季は大敗。敗因に「（昨季阪神戦５勝の）藤井を使えなかったのが痛かった」と、「関川（打撃コーチ）に配球を読まれていた。鶴岡をとられたのも大きかった。情報が流れた」を挙げた。

　逆襲へ、必要最低条件が配球面の改善だ。黒羽根の打撃練習を見ながら「バッテリーの成長が必要。今季を過去のものにしないといけない」。求めるのは漏れた情報の、さらに上を行く配球。「配球にセオリーなんてない」と語気を強めた。

　そして“虎キラー”として期待するのが三嶋。今季は８試合の登板で１勝２敗に終わったが、昨季は６勝のうち２勝が阪神戦で、対戦防御率０・９１だった。「復活してくれる」と期待。「苦手をつくったら優勝できない」。雪辱の先に目標を見据えた。