工藤新監督「81」で秋山イズム継承

 連続日本一へ「秋山イズム」継承-。ソフトバンク・工藤公康新監督(51)が1日、福岡市内のホテルで王貞治球団会長、後藤芳光球団社長とともに就任会見に臨んだ。3年契約で、背番号は秋山幸二前監督(52)が6年間背負った「81」に決定。西武、ダイエーでチームメートだった前指揮官からバトンを引き継いだ「優勝請負人」が、今季の日本一チームを「工藤カラー」に染めながら、真の常勝軍団へと導く。

 42分にも及んだ雄弁な就任会見。終始晴れやかな表情の奥に、日本一軍団を率いる覚悟がにじんだ。「81番を継承させていただいて、より強いチームを継続していけるような、そういう人間になりたいと思っています」。王会長の右側に座った工藤新監督は、秋山前監督が背負った「81」を引き継ぐ決意を語った。

 背番号を受け継ぐことこそが、工藤監督の決意の表れでもある。秋山前監督は6年間でリーグ優勝3回、日本一2回。「当然それを僕は受け継ぐと。そういう意思の表れという意味では、一番僕にぴったりの背番号」と言い切った。就任会見前日の10月31日には、秋山監督から電話で「大変なところもあるかもしれないけど、しっかり頑張りなさい」と激励された。熱いエールを胸に刻み、真の常勝軍団をつくり上げる覚悟だ。

 秋山前監督の下では柳田、今宮、中村らの若手野手が成長。今回の日本シリーズでも活躍した。「投手にはもっと若い人がたくさんいる。まだまだ能力を発揮できていない人たちもたくさんいる。彼らがより成長して、ホークスが盤石の形で毎年優勝できるチームになってくれれば」。若手を中心とした投手力の底上げを大きなテーマに掲げた。

 自身は徹底した体調管理と妥協を許さない練習、トレーニングで、48歳までマウンドに立ち続けた。今春からは筑波大大学院の人間総合科学研究科に通い、トレーニング法やコーチング理論も研究中だ。

 他球団を圧倒する巨大戦力を、シーズンを通して維持し続ける頭脳と経験、その人間力にも期待がかかる。かつてない高みと理想に向かって「工藤ホークス」が動き出した。

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